こんにちは。Tomoです。
今回は、英検2級の過去問徹底解説シリーズの大問3「長文読解問題」編です。
英検の長文読解問題では、解く際の流れをシステム化することで、
- 正確に解くことに加え
- 時間の短縮
が可能になります。
英検2級の長文読解問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください。
上記の記事で学んだ解き方にそって、過去問の答えと解説を行います。
思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
英検2級過去問解説:大問3【長文読解問題】(27〜29)
3A
(27)
*「ドメイン」についてわからない方はまず、こちらの記事で理解しておくようにしましょう。とても大事なポイントになります。
>>>英検2級「長文読解」の勉強法を徹底解説
②「subject(件名)」欄から、「Software Conference(ソフトウェア会議)」についての内容だということがわかる。
*選択肢まで読む必要はありません
Landersさんへ
私はあなたに送っています/e-mailを/今日/S7ソフトウェア会議についての/今夏ロサンゼルスで開催される予定の。/私たちの会社は決めました/S7に再び参加することを/今年。/私たちは計画しています/イベントを使うことを/機会として/私たちのいくつかの新製品を見せるための/一般に向けて。/ゆえに、私たちは必要としています/何人かの従業員を/商品を見せるための/私たちソフトウェア部チームから/S7で。
②それは紹介したい/その会社の新しいアイデアを/一般の人々に。
③いくつかの製品はあまり売れていない/今年。
④いくつかのチームがすぐに移動する予定だ/ロサンゼルスに。
最重要事項として、基本的に1問目の答えは第1パラグラフにあります。
こういった解き方のルールは以下の記事でまとめていますので、その方法をマスターしてから過去問にすすむのが効果的です。
>>>英検2級「長文読解」の勉強法を徹底解説
(28)
*何を頼まれたんだろう?という視点をもちながら本文を読んでいく
あなたのチームもまた必要でしょう/新しい製品をひとつ提示する。/チームリーダーとして、/あなたは選ばなくてはならない/一人の従業員を/そのイベントに参加する/そして、プレゼンテーションを行う。/その従業員はまた時間を費やさなければならない/人々に会い、質問に答えるために/わたしたちの会社についての。/経理部のPeterが飛行機と、ホテルの部屋の予約をします/その旅の。
②誰かを選ぶ/出張へ行くための。
③Peter Harrisに連絡する/経理部の。
④ソフトウェア会議に参加する/会社のために
(29)
*来月何があるんだろう、という視点で本文を読んでいく
あなたが選んだ製品は興味深いものでなければならない/まだ宣伝がされていない。/私たちは望んでいます/それがサプライズになることを/聴衆にとって。/そのプレゼンはS7のメインステージで行われる予定です/なので、確実にしてください/あなたの選んだ従業員が良い話し手であることと/大勢の聴衆の前で心地よくいられるように。/私たちは話し合うつもりです/イベントの詳細について/特別マネージャとのミーティングで/来月の。/その間にお知らせください/誰が出席するか/今日中に。
②人々が始める予定だ/新しい製品の宣伝を
③従業員が話をする予定だ/たくさんの聴衆に対して
④ミーティングがある予定だ/S7の準備のための
英検2級過去問解説:大問3【長文読解問題】(30〜33)
3B
(30)
*なんとなく主題のイメージができれば十分です
*「どう変化しているんだろう?」と意識しながら本文を読んでいきます。
オペラは伝統的な演目である/イタリアで始まった/16世紀に、/そして世界中で人気になった。/これらのクラシック音楽の公演は現在行われている/劇場で/オペラハウスとして知られる。/オペラを見に行くことは通常高価であるにもかかわらず、/最近は聴衆の数が増えている。/この事実は、もちろんオペラハウスや演者を喜ばせている。/近年の研究によると、しかし/これらの増えている聴衆は潜在的な問題をはらんでいる/聴衆の平均年齢の高齢化だ。
②最終的に多くの国で人気になった/ヨーロッパ中の
③人々の数が増加している/オペラハウスに訪れる
④オペラハウスは調査する/知るために/何が観客を喜ばせるか
(31)
*なんで心配しているんだろう?という視点で本文を読んでいく
平均年齢は/ドイツのベルリンにある国立歌劇場の/たとえば、/現在54歳であり、一方、ニューヨークにあるメトロポリタンオペラでは58歳である。/アメリカのヒューストンでは、オペラに行くもっとも多くの年齢層は65歳から72歳である。このことは意味する/オペラの会社は現在は良い収益を得ているが、/心配している/聴衆が少なくなっていくことを/将来的に。
②オペラはもはや人気ではない/大きな都市で/ニューヨークやベルリンのような
③収益を失い始めている/いくつかの小さなオペラハウスがオープンしたあとで
④彼らの収益が減少しそうだ/将来的に/聴衆たちが高齢化していることで
(32)
*パリ歌劇場はなんなんだろう?という視点で本文を読んでいく
守るために/この伝統的な芸術形態を、/オペラハウスは活動している/もっと若い人々を惹きつけるために/自分たちの公演に。/これにもっとも成功した例の一つは、/パリ歌劇場である。/2018年、パリ歌劇場は95,000人を動員した/28歳以下の/彼らの公演に。/これは30,000人以上多い/前年の。/これができた一つの方法は、/特別講演を提供したことだ/28歳以下の人々に/低価格で。/
また、作成した/オペラについての一連の映像を/若い人々に向けて/それはインターネットで公開された。
②無料チケットをあげた/30,000人の若い人々に/人の数を増やすために/聴衆の
③演者を雇った/28歳以下の/新しい観客をひきつけるために
④若い人々のビデオを調べた/インターネット上の/公演を作るため/彼らが興味を持つ
(33)
*何が変わったんだろう、という視点で本文を読んでいく
ロンドンのロイヤルオペラでも増えている/若い観客が。/現在39%の人が/彼らの公演のチケットを予約する/40歳以下である。/観客が若くなるにつれて、しかし、彼らのふるまいが変わり始めている。/たとえば、劇の中で悪役が登場すると、/若い観客はしばしば叫び、怒ったりする。/しかし、過去においては、このことは起こった/演者のパフォーマンスが悪かった時にだけ。/
心配する高齢者もいる/演者が動揺するのではないかと、/しかし、演者はじっさい、そのリアクションを歓迎している。/彼らは言う/それは示していると/観客がよりリラックスして、オペラを楽しんでいると。
②観客は怒る/演者が上手に歌えないと
③観客の反応方法/パフォーマンスに対する/は、/過去と異なっている
④より容易になっている/40歳以下の人々がチケットを買うことが
英検2級過去問解説:大問3【長文読解問題】(34〜38)
3C
(34)
*タイトルだけでは本文がイメージしにくい場合は、慌てず、適当に読み飛ばして本文へすすみましょう
*「研究は何を示しているのか?」と意識しながら本文を読んでいきます。
多くの動物は移動する/一つの場所から別の場所へ/季節が変わると/これは「migration(渡り、移住)」と呼ばれる。/通常、彼らは夏を過ごす/涼しい場所で/そして、冬は暖かい場所で。/科学的な研究は示している/動物の中には生まれながらに知識があるものがいると/いつ、どこに移動するべきか。/しかし、そのような本能を持っていないものもいる。/そのようなケースでは、/彼らは学ばなければならない/親から/またはグループの他のメンバーから。
②ほとんどの動物は彼らの親に頼っている/教えることを/どのようにたくさんの重要な任務をするかについて
③若い動物は好む/彼らの親と一緒に移動することを/他のグループのメンバーと一緒に移動するよりも
④暖かい場所と寒い場所を移動することは/異なった季節に/、いくつかの動物にとっては本能である
(35)
*「ムース」や「大きな角の羊」について書かれた部分に注意して本文を読んでいく
※「moose and bighorn sheep」など固有名詞はわからなくてもぜんぜん大丈夫なので安心してください。ここでは「なにかの動物なんだろうな」ぐらいの理解ができれば問題はじゅうぶん解けます
科学者のチームは/Wyoming大学の、/研究した/「ムース」や「大きな角の羊」と呼ばれる動物がどのように学ぶのかを/移動の方法を。/そのチームはムースや大きな角の羊を選んだ/山に住んでいる/西アメリカの。/この理由は、19世紀に、ある病気が引き起こしたからだ/これらの動物の大量死を。/しかし、近年の研究では/科学者たちは連れてきた/たくさんのこれらの動物を/他の場所から/それらの個体数を回復させるために。/ゆえに、比較できる新旧のグループが存在した。
②いくつかの病気があった/両方の動物が助かった
③科学者たちは方法を探している/それらに移動する方法を教える
④科学者たちはそれらを移動させはじめた/西から他のエリアに
(36)
*科学者たちは何をしたんだろう?という視点で本文を読んでいく
科学者たちはGPS技術を使った/動きを追跡するために/何百ものムースや大きな角の羊を。/いくつかは古いグループに所属していた/西部で/200年以上前から、/一方、新しいグループに属するものもいた/最近そのエリアにきた。/その結果は古いグループのほとんどすべてが移動した/適切な時期に/山の高い場所と低い場所を。/しかし、新しいグループは通常、誤った時期に移動した/もしくは、まったく移動しなかった。/事実、動物たちの間では/ここ10年以内に来た、/たった9%が正しく移動をすることができた。
②気づいた/たった9%のムースが新しい山に移動したと
③みつけた/古いブループは新しいグループよりも上手に移動した
④心配した/新しいグループが移動を学ぶのには少なくとも10年はかかるだろうと
(37)
*科学者たちは何を信じているのか?という視点で本文を読んでいく
加えて、/科学者たちは記録した/どれほどの食べ物が入手可能だったか/その移動の道中で/それぞれの動物たちが。/科学者たちは知った/古いグループのの動物たちが道を選んだことを/たくさんの食糧がある/ときには、長い距離を移動して/食料源のあいだを。/しかし、新しいグループの動物たちは移動するだけだった/近くの食料源へ/目で確認できる範囲内の。/科学者たちによると、このことは示している/ムースや大きな角の羊は知識を得たと/ベストなルートの/彼らのグループの古いメンバーから、/しかし、この知識は新しいグループには存在しなかったと。
②動物たちの大多数は食べることを好む/彼らが容易に目で確認できる食べ物を
③新しいグループは匂いをかぐことができる/離れている食べ物の/そして、それに向かって移動できる
④いくつかの動物は知識をシェアすることができる/遠くの食料源の
(38)
*このパターンの設問に限っては、すでにこれまで読んできた英文の中に答えがあります
②科学者たちのグループは決めた/西の山に住むことを/動物を研究するために
③ほとんどの動物は気づくのに失敗した/いつ気温や季節が変わるのかに
④GPS技術は可能にする/科学者たちが記録することを/入手可能な食料源を
選択肢の内容は、これまで読んできた英文の中から横断的に出題されます。すでに読んできた英文ですので、内容が頭に残っていれば選択肢を読めば正解がわかります。
もし本文の内容を覚えていなかったら、絶対に違うなという選択肢を切ったあと、直感で選んでしまうのも一つの手です。あなたの目標は全問正解ではなく、英検2級合格ですよね。
時間のロスをなくし、次のライティング(英作文)に気持ちを切り替えましょう!