英検準1級ライティング対策まとめ|英作文と要約を「型稽古」で得点源に

ライティング、どこから手を付ければいいのか分かりません。英作文と要約、両方出ると聞いて不安です。
大丈夫。両方とも「型稽古」で安定して点が取れます。この記事で全体像を押さえ、詳細は各リンクで一気に仕上げましょう。

このハブ記事では、英作文(Opinion Writing)要約(Summary Writing)を横断的に整理し、共通する“型”の考え方まで一本化しています。

まずはここで道筋をつかみ、各パートの詳細記事で実例・テンプレ・練習手順を確認してください。


この記事の使い方

STEP.1
全体像をつかむ(本記事)
各タスクの出題形式・採点観点・時間配分を理解。両者に共通する「型稽古」の考え方をインストール。
STEP.2
英作文の記事へ
理由の立て方・POINTSの選び方・構成テンプレを習得。サンプル解答を読み、同じ型で1本書く。
STEP.3
要約の記事へ
要点抽出→圧縮→言い換えの手順を定着。60〜70語の「3〜4文テンプレ」で量産できる状態へ。
STEP.4
時間内に回す
英作文25分、要約20分の配分で通し演習。最後は語数・接続の最終チェック。

まずは詳細へ:
・英作文:英検準1級 英作文対策まとめ
・要約 :英検準1級 要約対策まとめ


英作文(Opinion Writing):“POINTSから立場を決める”が勝ち筋

出題形式と本質

  • TOPICに対して、2つの理由で自分の立場を論証(120〜150語)
  • POINTS(4観点)から2つ選ぶのが必須(準1級は2級と異なり必須)
核心
最初に「賛成/反対」を決めない。――先に「書きやすいPOINTSを2つ選ぶ」→ その2点に合う立場を後付けで決める。
評価されるのは「個人の意見の正しさ」ではなく、論理構成と一貫性

POINTSに合わせて立場を決めるんですね。自分の本心は関係ない、と。
その通り。制限時間内に“筋が通った一稿”を仕上げるのが最優先です。

勝てる手順(要約)

  1. TOPICを把握
  2. POINTSから書きやすい2点を選ぶ
  3. その2点に合わせて賛否を決定
  4. 定型構成(序論→本論2段→結論)に流し込む

英作文の定型(準1級版)
序論:I (don’t) think that ~. / I have two reasons…
本論:First, ~ / Second, ~ (各POINTを核に展開)
結論:Therefore / That is why ~

この考え方とテンプレ、実際のサンプル、時間配分までを図解と会話形式で徹底解説しています:

>>英検準1級 英作文対策まとめを見る


要約(Summary Writing):“骨→圧縮→言い換え”の3アクション

出題形式と本質

  • 約300語前後の英文を、60〜70語で客観的に要約
  • 採点は内容一致・構成・文法・語数。自分の意見は入れない
核心
要約はセンスではなく手順
①骨(主張/主要理由/結論)を3点メモ → ②例・細部を削る → ③パラフレーズで3〜4文に再構成。

60〜70語に収めるのが難しいです。何を削れば?
主張を支えない例・固有名詞・細かい数字は優先的にカット。理由は代表1〜2点に統合。接続で流れを作ると収まります。

“そのまま使える”定型の一例

  • 導入:The passage argues/explains that ~.
  • 理由提示:The main reasons include ~ and ~.
  • 逆接:However/While ~, ~.
  • 結論:In short, the author concludes that ~.

要点メモ→要約(67語)への落とし込み実例、修正比較表、時間配分(20分)まで一気に学べます:

>>英検準1級 要約対策まとめを見る


両タスクに通底する「型稽古」の考え方

共通する評価軸は“論理の見取り図”。
英作文:POINTS2点を核に、主張→理由→結論の骨組みを速く組む。
要約 :主張→理由→結論の骨だけを拾い、枝葉を落として短く言い換える。


時間配分:本番の「体感」を先に作る

区分 タイプ 配分 ポイント
要約 60〜70語 20分 読解7 → メモ3 → 執筆8 → 語数調整2
英作文 120〜150語 25分 POINTS選定5 → 構成5 → 執筆12 → 推敲3

リーディングと合わせて90分。ライティング45分の中で「要約20 + 英作文25」を固定化すると、リスニング前の余裕に直結します。


弱点別チェックリスト(すぐ直せる)

英作文
・賛否を先に決めていないか → まずPOINTS二択
・理由が薄い → 事実例よりも論理の因果を優先
・結論が弱い → 序論の言い換えで締める

要約
・要点が散る → 主張・主要理由・結論の3点に束ねる
・語数オーバー → 例・固有名詞・数字を斜線、抽象化
・原文の言い回し → 同義言い換え+文の合体で3〜4文に


英作文・要約別の対策記事で仕上げ

全体像はつかめました。次は何を読めば効率がいいですか?
以下の順に読むと、短期間でも得点が安定します。サンプル・テンプレ・比較表まで揃えています。


まとめ

英作文はPOINTSから逆算、要約は骨→圧縮→言い換え。どちらも「型稽古」で量産可能です。
本記事で全体像が描けたら、必ず上の2記事で実例とテンプレを確認し、時間内で回す練習に移ってください。

>>英検準1級 英作文対策記事を見る

>>英検準1級 要約対策記事を見る