こんにちは、トモです。
この記事では英検準1級リーディング(筆記前半)を、全体像→各大問のコツ→時間配分の順でスッキリ整理します。
準1級は2級より英文量が増えますが、出題の作り方(パターン)は変わらないので、正しい型を身につければ十分に攻略可能です。
今日の講義の流れ
英検準1級リーディングの全体像と時間戦略
リーディングは大問1(語彙)・大問2(長文穴埋め)・大問3(長文読解)の計31問。
筆記全体は90分ですが、ライティングへ45分を残すため、リーディングは約44分を目安にペースを作ります。難問で粘り過ぎない「合格のための時間管理」が最大の武器です。
「語彙は1問1分」「長文系は1問2分」を基本リズムにすると、最後までたどり着けます。時間感覚は過去問をストップウォッチで必ず計測し、体に刻みましょう。詳細の手順は各大問のリンク先で、例題つきで解説しています。
大問 | 出題内容 | 問題数 | 時間目安 |
---|---|---|---|
大問1 | 語彙・熟語(空所補充) | 25問 | 約25分(1問1分) |
大問2 | 長文の語句空所補充 | 6問 | 約12分(1問2分) |
大問3 | 長文読解(内容一致) | 7問 | 約14分(1問2分) |
合計 | 約44分 |
大問1|語彙・熟語(空所補充)— 「選択肢→本文」の順で時短&精度UP
準1級の大問1は全問が語彙(熟語含む)。文法問題は出ません。
コツは「選択肢から読む→意味のざっくり把握(プラス/マイナスも可)+品詞の当たりをつける→本文の空所へ」。この順番にするだけで、構文が見えやすくなり処理が速くなります。
また、満点狙いは非効率。切れないときは1分で見切って次へ。迷いを引きずらず、全問に手を伸ばすのが合格の近道です。具体的な解き方・例題・時間感覚の練習は以下で詳しく解説しています。
>>> 英検準1級 語彙問題の解き方|意味+品詞で時短するコツ【例題つき】
大問2|長文の語句空所補充 — 「流れ(論旨)」に乗れば解ける
穴埋めは「本文を完璧に精読」よりも、論旨(流れ)を追えているかがカギ。
読み方はタイトル→第1段落→…と素直に前から。同時にディスコースマーカー(however, in addition など)に印をつけて「話の転換・追加・対比」を可視化すると、空所に入る語句の性質が見えてきます。
空所周辺は「前後一文」を精読して当て込み。接続表現を問う設問では、前後の論理関係(逆説/追加/言い換え…)が一致する選択肢が1つだけになるのがポイントです。解答手順と例題は以下で解説しています。
>>> 英検準1級 穴埋めの攻略法|ディスコースマーカーで論旨をつかむ【例題つき】
大問3|長文読解(内容一致)— 設問×段落の対応で「短文化」して解く
準1級は本文量が増えますが、設問の答えは対応する段落内にあるという作りは2級と同じ。
つまり「設問を読む→該当段落だけに集中して探す」運用で、長文を短文タスク化できます。本文表現を別の言い回しにしたパラフレーズ選択肢を見抜く意識も重要です。
時間目安は1問2分。段落対応とパラフレーズの見抜き方、頻出トラップの回避法は、下記の個別記事で実例つきで解説しています。
>>> 英検準1級 長文読解の解き方|段落対応&パラフレーズ攻略【保存版】
学習計画|1週間サイクルの例(回す→測る→直す)
学習は「回す→測る→直す」の循環が命です。必ずストップウォッチで時間を計りながら演習し、「本番を模した緊張感」を毎回作りましょう。わからなかった語彙や表現はその日のうちに回収して、忘れにくい記憶へ変えていきます。
月:語彙(大問1)過去問25問(1問1分) 火:穴埋め(大問2)6問(1問2分)+復習 水:長文(大問3)7問(1問2分) 木:弱点直し(誤答の再演習) 金:通し演習(大問1〜3で44分) 土:語彙+長文1セット 日:軽めの見直し+休息
仕上げ:時間配分を「体感」して本番で崩れない
頭で分かっていても、試験本番で崩れてしまうのは「練習時に時間を意識していない」からです。最後の仕上げでは、必ず44分通し演習+ライティングの残り時間確保を繰り返し、当日のペースを体に覚え込ませましょう。
直前期は、解いたあとに「配点の高い部分へ時間を残せたか」を毎回振り返りましょう。時間配分と点数戦略の両立こそが、準1級合格のカギです。
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