準1級のリスニングって難しそうで不安です…
大丈夫。各パートで「どんな音声が流れるのか」を知れば、攻略は一気に楽になるよ!
今日の講義の流れ
試験全体の流れ
準1級のリスニングは全29問・約30分。3つのパートに分かれており、すべて4択問題です。ポイントは放送は1回のみ、事前の「先読み」が合否を分けます。
パート | 出題形式 | 問題数 | 特徴 |
---|---|---|---|
第1部 | 会話文 | 12問 | 男女の会話。冒頭で場面をつかむのがカギ |
第2部 | 説明文(150語前後) | 6問 | 長めのナレーションを聞いて2問ずつ答える |
第3部 | Real-Life形式 | 11問 | アナウンス・案内など実生活的な音声 |
第1部|会話文(12問)
出題イメージ:「服を返品したい客と店員」「学生がホームステイ先を相談」「同僚と仕事の締切をめぐる会話」など。最後に「なぜ女性は不満そうか?」「男性が次にすることは?」といった設問が出ます。
実際の会話シーンが想像できるから練習しやすい!
そう。冒頭の1文で「場所・人物・状況」をつかみ、選択肢先読みで要点を拾うんだ
- 冒頭で場面を即把握(返品、引越し相談、授業の話など)
- 選択肢は全問先読みし、キーワードに印をつける
- 話し手の感情や態度に注目(annoyed, surprised, satisfied)
第2部|説明文(6問)
出題イメージ:150語ほどのナレーション。たとえば「環境保護の取り組み」「歴史上の出来事」「ある制度の説明」など。音声の後に2問ずつ出題されます。
説明が長くて集中力が切れちゃいます…
聞く前に選択肢を先読みして、どこに注意すべきか決めておけば大丈夫
- 必ず選択肢を先読み(数字・固有名詞・時系列に注意)
- 「タイトル」や冒頭の一文でテーマをつかむ
- パラフレーズに注意(例:”a significant decline” → “dropped sharply”)
第3部|Real-Life形式(11問)
出題イメージ:「空港のアナウンス」「大学のオリエンテーション」「電話での案内」など、実生活に近いシチュエーション。設問は「どの便が遅れているか?」「学生は何をすべきか?」といった実用的な内容です。
日常でよく聞くアナウンスがそのまま出るんですね!
そう。状況説明と設問を先に読んで、聞くべきポイントを決めておくんだ
- 設問と選択肢を必ず先に読んでから音声に備える
- 実生活に近い→背景知識を使って推測できる
- 音声内の言い換え表現に慣れる(例:”postponed” ⇔ “delayed”)
リスニング力を伸ばす補足アドバイス
リスニングでは「時間配分」をコントロールできない代わりに、事前の準備と慣れが点数を大きく左右します。
設問の先読みを習慣化し、パラフレーズに敏感になることがカギです。さらに過去問だけでなく、BBCやTEDなどで同等レベルの英語に日常的に触れておくと、本番の音声スピードにも自然と対応できるようになります。
また、リスニングは人によって苦手パートが分かれやすいのも特徴です。
- 第1部は「会話の場面把握」が課題になりやすく
- 第2部は「長めの英文に集中し続ける力」
- 第3部は「実生活表現やアナウンス独特の言い回し」
がつまずきやすいポイントです。
満遍なく練習するのも大切ですが、弱点パートを見極めて重点的に回す方が効率的に得点力を上げられます。
まとめ:攻略の鍵は「先読み+パラフレーズ」
準1級リスニングは、英語力だけでなく技術で点数を伸ばせるパートです。
「会話文=場面をつかむ」「説明文=選択肢先読み+パラフレーズ」「Real-Life=状況と設問先読み」の型を練習し、必ず過去問で放送一発勝負の感覚を体に叩き込みましょう。
全部の音声を完全に理解する必要はないんですね!
そう。「解ける問題を確実に取る」ことが、合格点への最短ルートだよ