こんにちは。トモです。
今回は、英検準1級の過去問徹底解説シリーズ の2022年度第1回リーディング全問題編 です。
このページの過去問解説部分は有料となります。
(2022年第2回は無料 で公開 しておりますので、どのように解説をしているかなど、詳しくお知りになりたい方は以下のリンクからご覧いただけます。有益だと感じられましたらご購入ください。)
>>> 無料公開ページ「2022年第2回全問解説」
まとめ買いでお得に! 英検合格には過去問対策が欠かせません。
本番の過去問解説をまとめて一気に読めるセットも用意しています。
今なら過去問題データも無料で ご提供 しています!
英検の語彙問題では、解く際の流れを自分のモノにする ことで、
が可能になります。
英検準1級の語彙・単語問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説 していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください 。
>>>英検準1級「語彙問題」の勉強法を徹底解説
やみくもに過去問に取り組む前に、まずは解き方のコツ を知ってください
上記の記事で、解き方について学んだら、いよいよ過去問の演習に入りましょう。
思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
過去問の入手方法 英検の公式サイト からダウンロードできます。
「2022年度第1回 」問題冊子 をクリックして入手してください。
*直近3回より以前の過去問については、英検サイトからは閲覧できません。
リンク切れの場合は、当サイト「英検独学の教科書」のお問い合わせ ページからご相談ください。ご対応いたします。
英検準1級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(1)〜(5)
(1)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①disgrace:(名詞)不名誉、不評
②closure:(名詞)閉鎖、閉店
③mercy:(名詞)慈悲、憐れみ
④seclusion:(名詞)1人でいること、隔離
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「the judge decided to show ( )and only gave the man a warning」に入れる単語を選ぶ。
「裁判官は〜を示すことを決め、その男に警告を与えただけだった 」なので、③だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
その状況を考慮したあと、/裁判官は( )を示すことを決め、/そしてその男に警告だけを与えた。/彼女は言った/彼は明らかにとても申し訳ないと思っている/彼の犯罪について。
まず穴埋めの前後を読むことで正解の予測を立てることができる 、典型的な問題です
準1級レベルでも、穴埋め部分前後を読むだけで正解がわかる問題がけっこうあるんですね。
そう。①( )前後を読んで答えの当たりをつけて→②問題文全文を読んで→③当たりをつけていた答えが正しいかを確認する、というのが一番効率的な解き方です
POINT 語彙・単語問題も、先に選択肢にザっと目を通すことで、短時間で正答率が上がります。
こういった解き方のコツは以下の記事 でまとめていますので、 この方法をマスターしてから過去問演習にすすむのが効果的 です。
>>>英検準1級「語彙問題」の勉強法を徹底解説
(2)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①temperament:(名詞)気質、気性
②accumulation:(名詞)蓄積、積み重ね
③veneer:(名詞)化粧板、ベニヤ
④glossary:(名詞)語彙集
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「but she has a completely different ( )」に入れる単語を選ぶ。
「しかし彼女はまったく異なった( )をもっている」で、①っぽいですが確信はできないので、問題文全文を読んでいきます。
STEP.3
問題文を読む
リサはとても似ている/彼女の双子の姉妹に、/しかし彼女は全く異なった( )をもっている。/彼女はとても落ち着いていて/めったに怒らない/彼女の姉妹と違って。
穴埋め前後だけでは正解は確定できないですけど、最初の節の「双子の姉妹とそっくり、だけど…」って流れがつかめれば「性格(気質)は違う」ってなるだろうってわかりますね
そう。単語単体だけでなく、文脈で判断する視点をもつことで短時間で正解を選べるようになります
(3)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①:echo(動詞)反響させる、真似る
②bow:(動詞)お辞儀をする
③dump:(動詞)捨てる、ドサっと降ろす
④shrug:(動詞)(肩を)すくめる
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「don’t just( )your shoulders」に入れる単語を選ぶ。
「your shoulders(肩)を〜」とくれば④しかないと、この時点でわかります。
STEP.3
問題文を読む
A:Annabel、ただ肩を( )しないで/私があなたに質問した時/あなたが宿題を終えたかどうかを。/はっきりとした答えをください。/B:ごめんなさい、お母さん。/私はそれをほとんど終えています。
英検の大問1「語彙問題」はもちろん単語の知識が問われますが、自信がないときは消去法で選択肢を切っていく ことが有効です
今回も②bowはおじぎする、って意味で違うなってわかるし、③dumpもダンプカーとかで日本語でも馴染みがあるし、正解じゃないだろうなってわかったりして、消去法がすごく使えますよねー
(4)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①sprain:(名詞)捻挫
②segment:(名詞)部分、区分
③transition:(名詞)移行期
④vacancy:(名詞)空室、空き地
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「it is almost impossible to find a hotel with a( )」に入れる単語を選ぶ。
「どんなホテルを探すのがほとんど不可能なんだろう」と考えれば、④がだろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
大きな仕事の会議がある時/この街で、/ほとんど不可能である/( )のホテルを探すことは。/ほとんどのホテルはすぐに予約でいっぱいになってしまう。
「空室、空いていること」を意味する「vacancy」の反対の「ocupancy(使用、占有) 」も合わせて覚えておきましょう
飛行機のトイレとかで「空いてる時はvacant 」で「使用中の時はoccupied 」って表示されてるの見たことあります!
(5)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①discharged:(動詞)解放する、釈放する
②converted:(動詞)変える、転換する
③interrogated:(動詞)尋問する、調査する
④affiliated:(動詞)連携する、提携する
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「The detective( )the gang member for hours」に入れる単語を選ぶ。
「刑事が暴力団のメンバーを( )した」と考えると、①か③の可能性があるとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
刑事は暴力団のメンバーを( )した/1時間、/しかし彼は言おうとしなかった/誰が彼が犯罪を犯すことを手助けしたかを。/ついに、/その刑事はやめた/情報を得ようとすることを/彼から。
テクニックは時間短縮や解答の効率化につながりますが、そもそも最低限の単語の知識は絶対に必要 になりますので、しっかり準1級の単語帳などで基礎は固めるようにしてください
英検準1級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(6)〜(10)
(6)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①depression:(名詞)憂鬱、不景気
②progression:(名詞)進歩、進展
③compression:(名詞)圧迫、圧縮
④suspicion:(名詞)疑惑、容疑
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「To treat an injured ankle, doctors recommend( )」に入れる単語を選ぶ。
「怪我した足首を治療するために医者がすすめること」なので、③かなとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
怪我をした足首を治療するために/医者は( )を薦めた。/これはすることができる/包帯をキツく巻くことによって/ケガの周辺を。
「compression(圧迫、圧縮)」は「press(押す)」からなんとなくイメージをつかめますね
他にも「pressure(圧力、強制) 」や「suppress(鎮圧する、抑圧する) 」なども同じ語源です。覚えておきましょう
(7)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①molded:(動詞)練って作る、形作る
②heeded:(動詞)耳を傾ける、注意を払う
③twisted:(動詞)ねじる
④yielded:(動詞)を産出する、屈する
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「You should have( )my advice」に入れる単語を選ぶ。
「あなたは私のアドバイスに( )しておくべきだった」なので②だろうと、この時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
A:突然強い雨が降り出した/家までの帰り道で、/だから私は完全に濡れてしまった。/B:あなたは私の助言に( )しておくべきだった/そして傘を持っていくべきでした。
そういう場合は、切れる選択肢は切ったあと、残りは勘で選んで先に進みましょう。英検準1級合格に満点は必要ありませんので、割り切りも大切です ^^
(8)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①theatrical:(形容詞)演劇の、芝居に関する
②brutal:(形容詞)残忍な、野蛮な
③frantic:(形容詞)あわてふためいた
④affluent:(形容詞)豊かな、裕福な
STEP.2
穴埋め部分には「形容詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「As a way of attracting more( )customers」に入れる単語を選ぶ。
「より( )な客を惹きつける方法として」ですから、④だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
より( )な客を惹きつける方法として、/その香水会社は商品を宣伝することを始めた/雑誌で/主に裕福な人々に読まれている。
穴埋め部分の前後で④だろうと予測したあと、全文を読んでいくと最後に「read by mainly wealthy people(主に裕福な人々に読まれている)」とあるので、間違いなく④だと確信できます
①まず選択肢をザッと眺めて意味と品詞を確認する→②カッコ前後を読んで答えを予測して→③全文を読んで答えを確定させる、のステップですね
(9)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①trivial:(形容詞)瑣末な、とるに足らない
②conclusive:(形容詞)確実な、決定的な
③palatial:(形容詞)広大な、宮殿のような
④offensive:(形容詞)失礼な、不快な
STEP.2
穴埋め部分には「形容詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「apart from a few( )errors」に入れる単語を選ぶ。
「( )な間違いは別として」なので、①か②のどちらか だろうなとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
その先生は言った/いくつかの( )な間違いは別として、/その生徒のエッセイは完璧だった。/彼はそれに可能な最も高い点をあげた。
じつは英検では、過去に「不正解の選択肢」として出た単語がそれ以降の試験で正解の選択肢として出題される ことが多々あります
この機会に、正解以外の選択肢の意味も覚えておきましょう、ってことですね
(10)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①substantially:(副詞)かなり、大幅に
②previously:(副詞)以前に、前もって
③enviously:(副詞)うらやましそうに
④relevantly:(副詞)関連がある
STEP.2
穴埋め部分には「副詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「The injured soccer player watched( )as his replacement played in the final game」に入れる単語を選ぶ。
「交代選手が決勝でプレーするのを( )に見た」なので③だろうとこの時点で予測できます。
STEP.3
問題文を読む
その負傷した選手は( )そうに見た/交代選手がプレーするのを/決勝戦で。/彼は本当にプレーし続けたかった。
文法的には「as」が接続詞として機能していて、「SV as S’V’」の形になっています
文法的に説明はできなくても「怪我した選手が、代わりにプレーした選手をうらやましそうに見てた」ってイメージがつかめたら正解は選べる感じでしたね
英検準1級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(11)〜(15)
(11)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①obstruct:(動詞)ふさぐ、妨害する
②delegate:(動詞)委任する、派遣する
③entangle:(動詞)からまる
④boost:(動詞)引き上げる、増大させる
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「not tall enough to( )his view of the mountains」に入れる単語を選ぶ。
「山の眺めを( )するほど高くない」ですから、①だろうとこの時点で予測できます。
STEP.3
問題文を読む
その新しいホテル/Abrahamのアパートの前の/は、( )するほど高くない/彼の山々の眺めを/町の向こうにある。/彼はまだそれらをはっきりと見ることができる。
「形容詞+enough+to do 」で「〜するほど十分に形容詞だ 」となりますが、今回の英文はこの形に「not」がついて「〜するほど十分に形容詞でない」という意味になっています
ようするに、新しいホテルは「山々の眺めを遮るほど高くない=まだ山々がよく見える」ってことを言ってるんですよね。ややこしい…
(12)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①stain:(名詞)汚れ、しみ
②slit:(名詞)切れ目、スリット
③bump:(名詞)でこぼこ、こぶ
④blaze:(名詞)炎、火
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Martha tried to remove the( )with soap and water」に入れる単語を選ぶ。
「石鹸や水で( )を落とす」なので①だろうと、この時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
赤ワインをこぼしたので/白いカーペットに、/Marhaは( )を取り除こうとした/石鹸と水で。/しかし、彼女はそれを取り除くことができなかった/完全には。
「stain(シミ、汚れ)」は歯の汚れなどを「ステイン」と言ったりして、日本語としても馴染みがある方もいるかもしれません
選択肢のすべての単語がわからなくても「stain」がピンと来れば、「赤ワインをカーペットにこぼして、それを取り除こうとした」という流れから正解は選べた感じですね
(13)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①devise:(動詞)考え出す、工夫する
②prevail:(動詞)広く行き渡っている、勝つ
③evolve:(動詞)進化する
④reconstruct:(動詞)再現する、再建する
STEP.2
穴埋め部分は「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「but neither side could ( ) 」に入れる単語を選ぶ。
「どちらの側も( )できなかった」となり穴埋め前後だけでは答えを確定できないので、問題文全文を読んでいきます。
STEP.3
問題文を読む
その戦争は一年間続いていた、/しかしどちらの側も( )できなかった。/どうやら勝利は不可能と考え、/その2国は戦いを止めることに同意した。
「prevail 」は「広く行き渡っている 」の意味が辞書では最初にでてきますが、「〜に勝つ、打ち勝つ 」という意味もありますので覚えておきましょう
あと①のdevise(〜を考え出す) が「device(機器、装置)」と混同しそうって思いました
そうですね。まず『「devise」と「device」という紛らわしい単語がある』という事実を知れたことが大切です。その上で2つの単語の意味の違いを覚えていきましょう
(14)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①trance:(名詞)夢うつつ、恍惚
②downfall:(名詞)転落、没落
③rampage:(名詞)暴動、騒乱
④pretext:(名詞)口実、言い訳
STEP.2
穴埋め部分には「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「as a( )introducing strict new laws」に入れる単語を選ぶ。
「厳しい新しい法律を導入する( )として」なので④が入りそうですが、確定させるために全文を読んでいきます。
STEP.3
問題文を読む
そのリーダーは政治の不安定性を利用した/彼の国の/厳格な新しい法律の導入の( )として/いかなる反対を妨げることを狙いとした/彼のルールに。
選択肢には準1級らしい単語が並び、比較的難しかったかもしれません
準1級を受験しようとするあなたなら、問題文自体の意味はじゅうぶんに理解できたと思います。仮に知らない単語が選択肢にあったとしても、持てる範囲の知識を使って、明らかに違うだろうという単語を切りながら正解の確率を上げていくよう努めてください
(15)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①conceal:(動詞)隠す
②counter:(動詞)反撃する、抑制する
③expire:(動詞)期限が切れる
④assert:(動詞)強く主張する、断言する
STEP.2
穴埋め部分は「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「The suspect continued to( )his innocence」に入れる単語を選ぶ。
「容疑者は無実を( )し続けた」ですから、④だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
その容疑者は( )し続けた/彼の無実を/警察に。/彼は彼らに繰り返し言った/彼はどこにもいなかったと/その犯罪が起きた場所の近くの。
①のconceal は「コンシーラー(肌のシミなどを隠す 化粧道具)」などでイメージを持てる方も多いかなと思います
単語を覚えるときは少しでも自分の持ってる知識とか感覚に紐づけられると忘れにくくなりますね
英検準1級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(16)〜(20)
(16)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①eliminate:(動詞)取り除く、脱退する
②expend:(動詞)(労力・金・時間などを)費やす
③stabilize:(動詞)安定させる、固定する
④oppress:(動詞)迫害する、差別する、憂鬱にする
STEP.2
穴埋め部分は「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Good writers make every effort to( )mistakes」に入れる単語を選ぶ。
「良い書き手は間違いを( )するためにあらゆる努力をする」なので、①だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
良い書き手はあらゆる努力をする/間違いを( )するために/彼らの作品から、/しかし時おり彼らはいくつかの間違いを見逃す/そして後で訂正する。
今回の問題のように穴埋め部分が問題文の初めの方にある場合は、最初から問題文を読んでいってしまった方が効率が良いことも多いです
(17)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①ransom:(名詞)身代金、賠償金
②applause:(名詞)拍手、賞賛
③monopoly:(名詞)独占、専売(権)
④prank:(名詞)いたずら、悪ふざけ
STEP.2
穴埋め部分は「名詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「in exchange for a large( )」に入れる単語を選ぶ。
「大きな( )と引き換えに」ですから①か②あたりだろうなと予測がつけられます。
STEP.3
問題文を読む
誘拐犯は子供を返した後/その両親に/多額の( )と引き換えに、/彼らは逃げようとした/その金を持って。/しかし警察は彼らをすぐに捕まえ/その金を返した/二人に。
問題文の初めに出てきた「kidnappers(誘拐犯)」という単語から「ransom(身代金)」が怪しい、とピンとくれば瞬殺できますね。
ちなみに③monopoly は古代ギリシャ語の monos(単一の)+poleo(売る) が語源になってます
洋服とかで「モノトーン(単色、白黒)」っていうのもここからきてるんですねー
(18)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①prestigious:(形容詞)名声のある、一流の
②spontaneous:(形容詞)自発的な、自然発生の
③cordial:(形容詞)友好的な、心からの
④petty:(形容詞)些細な、卑しい
STEP.2
穴埋め部分には「形容詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「go to a ( ) university」に入れる単語を選ぶ。
「( )な大学に行く」な ので、この時点で①だろうと予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Gasperは( )な大学へいく申し込みをした。/残念なことに、彼の成績は十分に良くなく/彼はより有名でない大学に行かなければならなかった。
「prestigious」はよく使われる単語と一緒に覚えてしまうことで、意味をド忘れしてしまうことを防げますね
「prestigious prize(名誉ある賞) 」「 prestigious company(一流企業) 」といったまとまりで覚えてしまいましょう
(19)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①chronicled:(動詞ed形)年代順に記録する
②disguised:(動詞ed形)変装する、変装させる
③rendered:(動詞ed形)〜にする、与える
④revitalized:(動詞ed形)活性化させる
STEP.2
穴埋め部分には「動詞のed形」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「The spies ( ) themselves as army officers」に入れる単語を選ぶ。
「スパイたちは自分たちを軍の役人として〜」なので、②が一番しっくりきそうだと予測できます。
STEP.3
問題文を読む
スパイたちは自分たちを軍の役人に( )した/軍の基地に入ろうと/気付かれることなく。
準1級を受験する皆さんなら、問題文の意味はおおよそ理解できたと思います。
あとはdisguise(変装する)の意味を知っているかいないか、ですね。
今回の選択肢は準1級らしい比較的難易度の高い単語でした。英検の特徴として、以前に不正解の選択肢となった単語が、その後の試験で正解の選択肢として登場 することがよくありますので、不正解の選択肢もこの機会に覚えておきましょう
(20)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①grotesque:(形容詞)異様な、奇怪な
②defiant:(形容詞)反抗的な、挑戦的な
③devoted:(形容詞)献身的な、忠実な
④feeble:(形容詞)弱った、衰弱した
STEP.2
穴埋め部分は「形容詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「Timothy is a very ( ) employee」に入れる単語を選ぶ。
「どんな従業員か」と考えれば③しか当てはまらないだろう、とこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Timothyはとても( )な従業員だ。/彼は信頼でき/手伝おうとする/そして彼はいつも忠誠を示す/彼の会社や同僚たちに。
このあたりもやはり、純粋に単語の知識が問われていますね
正解の「devoted」は「be devoted to + 名詞(動名詞) 」や「devote oneself to 名詞(動名詞) 」で「〜に専念する 」の形も重要です。この機会に必ず覚えておきましょう
英検準1級過去問解説:大問1【語彙・単語問題】(21)〜(25)
(21)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①modify:(動詞)修正する
②pluck:(動詞)引きちぎる、むしる
③exclaim:(動詞)叫ぶ
④distill:(動詞)蒸留する、蒸留して作る
STEP.2
穴埋め部分には「動詞」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「he ( ) his diet」に入れる単語を選ぶ。
「食事を( )する」なので①以外には当てはまりそうにないなとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
Paulが体重を減らすのを手助けするために/彼の医者は薦めた/彼が自分の食事を( )することを。/具体的には、彼女は提案した/彼は油っぽい食べ物を少なく食べ、/もっと多くの繊維を食べることを。
「diet(食事)」という単語は「栄養面から見た食事」というニュアンスがあります。単純な「食べ物」としてのfoodとの違いを感じると英文から正しいニュアンスを受け取ることができるようになりますよ
(22)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①turn over:(熟語)ひっくり返す
②contend with:(熟語)取り組む
③prop up:(熟語)支える、下支えする
④count off:(熟語)数を確かめる
STEP.2
穴埋め部分には「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「I have to ( ) training our newest employee」に入れる単語を選ぶ。
「新しい従業員のトレーニングに( )しなければならない」ですから②かな、とこの時点で予測できます。
STEP.3
問題文を読む
A:私はとても忙しい/仕事が、/そして今/私は( )しなければならない/私たちの新しい従業員のトレーニングに。/B:それは多すぎます。/あなたは上司にお願いするべきです/他の誰かがそれをできないか/代わりに。
熟語の問題は、勉強になかなか手が回らないこともあり難しく感じることが多いかもしれません。自信のない問題は、可能な限り選択肢を切って、あとは勘でマークしてしまいましょう
あなたの目標は全問正解じゃなくて 、あくまで「英検準1級合格 」ですもんね
(23)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①fall for:騙される、引っかかる
②hang on:しがみつく、すがりつく
③see out:見送る、見届ける
④flag down:停止させる
STEP.2
穴埋め部分には「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「his mother did not ( ) the lie」に入れる単語を選ぶ。
「彼の母は嘘に( )なかった」なので、①しか当てはまりそうにないことがこの時点でわかります。
STEP.3
問題文を読む
その若い少年は彼の犬に責任を負わせようとした/割れた花瓶の。/しかし、彼の母はその嘘に( )しなかった/そして彼を部屋に追い返した。
英検準1級を受験するあなたであれば、問題文自体の意味は理解できていると思います。この問題は「lie(嘘)」や「sent 人 to one’s room(人を部屋に追い返す)」などから「①fall forしなかった(=騙されなかった)」と結び付けたい問題でした
(24)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①mapped out(熟語)地図に示す、案を説明する
②leaped in(熟語)飛び込む
③racked up(熟語)得る、獲得する
④spaced out(熟語)スペースを開ける、ぼーっとする
STEP.2
穴埋め部分には「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「the CEO ( ) his plan」に入れる熟語を選ぶ
「CEOは彼の計画を( )した」なので、熟語の意味を知っていれば①だろうと即答できます。
STEP.3
問題文を読む
彼のスピーチで、/CEOは彼の計画を( )した/その会社の発展のための/次期5年の。/彼は望んでいた/これが全員の仕事を導く役に立つことを/会社の成長と共に。
「map 」には名詞で「地図」という意味の他に、動詞で「地図を作る、綿密に計画する 」という意味もあります。ちなみに「map out」と熟語で使われることが多いです
mapに動詞の意味があるなんて知りませんでした…。でも一度知っちゃえばけっこう覚えやすいですね
(25)
STEP.1
選択肢の単語をザッとチェック
①casting away(熟語)捨てる、投げる
②putting down(熟語)置く、降ろす
③stepping up(熟語)増す、上げる
④betting on(熟語)賭ける、賭けをする
STEP.2
穴埋め部分には「熟語」が入ることがわかる
問題文の穴埋め部分前後をチラッと見る。「He was( )the stock market performing well」に入れる熟語を選ぶ。
「株式市場がよくなることに( )していた」なので、④だろうとこの時点で予測がつきます。
STEP.3
問題文を読む
昨年、Haroldは彼のお金全てを株を買うことに費やした/さまざまな企業の。/彼は株式市場が好調になることに( )していた/今後数年に渡って。
③stepping upと間違えた人も多かったかもしれません
ただ日本語でも何かに賭けるとき「ベットする」って言ったりするのを聞いたことがあります
そうですね。カタカナ英語の知識も柔軟に使って正解と思われる選択肢を選びましょう
ここからは、大問2「長文穴埋め問題」編 です。
英検の長文穴埋め問題では、解く際の 流れをシステム化する ことで、
が可能になります。
英検準1級の長文穴埋め問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説 していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください 。
>>>英検準1級「穴埋め問題」の勉強法を徹底解説
やみくもに過去問に取り組む前に、まずは解き方のコツ を知ってください
上記の記事で、解き方について学んだら 、いよいよ過去問の演習に入りましょう。
思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
英検2級過去問解説:大問2【長文穴埋め問題】(26)〜(28)
2−1
(26)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
タイトルから最初の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
「タイトル:
ピーターの原理 」
※タイトルがうまく訳せなくても気にする必要はありません。本文を読めば問題は解けるようにできています ので、構わず読みすすめていきましょう。
「本文の日本語訳」
ピーターの原理として知られる理論は説明するかもしれない/なぜ多くの人がいるのか/管理職に/( 26 ) 。/その理論によると、/業績の良い従業員/より低いポジションにいる/は、最終的にポジションまで昇格する/彼らが準備できていない。/このことの理由は、/従業員は一般的に昇格する/どのくらい彼らが良い業績を上げたかに基づいて/現在のポジションにおいて。/この種の昇格方針は論理的であるように思われるが、/十分に考慮することができないと/従業員の長所や短所を/最終的にポジションに到達する/彼らの能力が適さない。
STEP.3
選択肢を読む
①平均よりも低い給料を稼ぐ
②彼らの仕事を愛している
③複数の会社で働いている
④働きが悪い
この問題を解く手がかりは、穴埋め部分の後ろの文にありました。まとめると
「現在のポジションで業績の良い従業員は徐々に昇格していくが、その人の能力に見合わないポジションまで出世して初めて、昇格が止まる 」つまり、「管理職までは出世したが、それ以上に出世できない人(=管理職の職務を全うできない人)が結果的に管理職にとどまる 」という矛盾、について書かれているわけです
管理職に留まっている人は、管理職の役割を十分に果たせないから管理職のままである(=それ以上出世しない)、ってことだから、結果的に管理職には働きの悪い人が多い 、ってことで④が正解ってことですねー
(27)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
つづきから第2パラグラフまで 読み進める
ある研究は調査した/営業担当者のキャリアを/管理職まで昇進した。/予想した通り、/その研究は示した/一番良い営業担当者がもっとも出世をすると、/しかしそれはまた示した/彼らは管理職の役割としてはもっとも成績が悪いと。/その研究は示した/従業員を出世させること/ただ現在のポジションの成績のみで/は、( 27 ) であると。/ただその会社が成績の悪い管理職をもつということだけでなく/最も成績の良い従業員/下のレベルのポジションにおける/を、失うということを。
STEP.3
選択肢を読む
①2つの不利な点がある
②避けることができない
③リスクを犯す価値のある賭けである
④創造的思考を妨げる
営業成績が一番良い従業員も、管理職になることでその力を発揮できず成績が低迷するという事実と、このことは「1:働きの悪い管理職を抱える 」ことに加え「2:営業成績の良い従業員 を失う 」ことでもある、という流れを理解したいです
だからその「2つのdisadvantages」があるってことで①が正解になるんですね
(28)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「接続語句(ディスコースマーカー)」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
つづきから第3パラグラフまで 読み進める
研究者たち/その研究をおこなった/は、言っている/ひとつの問題は/会社が間違いを犯しているということだと/高い業績を上げる従業員が当然のごとく良い管理職になると仮定している。/ほとんどの会社では、/新しい従業員は特化したトレーニングを受ける/彼らの仕事の仕方に関する。/( 28 ) 、/新しい管理職はほとんど、もしくはまったくトレーニングを受けない。/このことは示していると思われる/ピーターの原理の影響を少なくする一つの方法は/適切なトレーニングを与えることだと/新しい管理職に対して。
STEP.3
選択肢を読む
①もちろん
②一方
③さらに
④同様の理由で
この問題のような接続語句(ディスコースマーカーといいます)を選ぶ問題ではとくに、「穴埋め部分の前後一文」にヒントがある ことがほとんどです。
穴埋めの前で「新しい従業員にはトレーニングを与える」と言っていて、穴埋めの後ろでは「新しい管理職は何のトレーニングも受けない」と言っているわけです。つまり対照的な内容を述べている わけなので
②on the other hand(一方) が当てはまるってことですね!
ポイント 穴埋め問題は、穴埋め部分の前後一文が特に重要 です。
前後一文を精読し、「however」「in fact」「in addition(加えて)」「instead」など、流れを把握するヒントとなる語を見つけることで、正しい選択肢を選ぶことができるようになります。
英検2級過去問解説:大問2【長文穴埋め問題】(29)〜(31)
2−2
(29)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
タイトルから最初の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
「
近視 」
※繰り返しますが、タイトルがうまく訳せなくても気にする必要はありません。本文を読めば問題は解けるようにできています ので、構わず読みすすめていきましょう。
近視は増えてきている/世界中で/急速に。/この状態にある人々は見ることができる/彼らの近くにあるものは/はっきりと、/しかし、遠くあるものは/ぼやけて見える。/多くの人はこの傾向をせいだとする/デジタル機器の使用の。/彼らは主張する/コンピューターやスマートフォンのような機器を使うことは/目の疲れにつながり、/ブルーライト/デジタル画面から作られる/は、感光性細胞にダメージを与える/目の後ろにある。/しかし明らかな証拠はない/デジタルスクリーンが( 29 ) 。
STEP.3
選択肢を読む
①視力に長期的な影響を及ぼす
②その問題の解決に役立つ
③すべての機器で使用できる
④将来改善するだろう
この問題は、どの選択肢も決め手に欠けると感じた方も多かったかもしれません
そうなんですよ!思わず次の段落も少し読み進めてしまいました
最終的には消去法 で解くのが一番正しい方法だと感じます。①以外の選択肢はまったく文意に合いません よね
(30)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「短文」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
第2パラグラフから2問目の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
事実、近視の増加は始まった/デジタル機器が広く使われるようになる以前に。/示している研究がある/本当の問題は人々が( 30 ) 。/このことが結果になる/自然光への露出の不足の。/近視は引き起こされる/目の中のレンズが伸びることによって、/そのことが減少させる/光の焦点を合わせる能力を。/しかしドーパミンの放出/脳によって作られる化学物質である/はこれが起こるのを防ぐことができる、/そして自然光へさらすことはより多くくのドーパミンの生成につながる。
STEP.3
選択肢を読む
①それらの画面に近づきすぎて座る
②視覚にあまりに頼りすぎる
③屋内で多くの時間を費やしすぎる
④十分な運動ができない
まずは、デジタル機器の使用が近視を引き起こしているわけではない、という前提を理解した上で、穴埋め部分のあとの文にヒントがあります
「自然光にあたる機会が減ると、近視が引き起こされる」って書いてますよね
つまり、選択肢「③屋内で過ごす時間が増えすぎる」ことによって→自然光に当たる機会が減り→近視が引き起こされる、という流れになるわけです
ポイント 繰り返しますが、長文の穴埋め問題では、文章の「流れ」を理解することが重要 です。とくに穴埋め部分の「前後一文の精読 」を意識して論理の「流れ」 をつかんでください
(31)
STEP.1
選択肢をチラッと見る
「ディスコースマーカー(接続語句)」を穴埋めする問題だということがわかる
STEP.2
つづきから3問目の穴埋め部分の次の1文まで 読み進める
こう言う専門家もいる/1日に約3時間屋外にいることは/近視を防ぐのに役立つと。/しかし多くの人にとって/これをすることは不可能である/学校や仕事のスケジュールが原因で。/( 31 ) 、より実用的かもしれない/人々が光の種類を変えることは/彼らの家で使用する。/利用可能な照明はすでにある/自然光の利点のいくつかを提供する/、そして望まれている/研究がより多くの選択肢を提供することを/将来。
STEP.3
選択肢を読む
①同様に
②たとえば
③このことに関わらず
④そのかわりに
この問題も「流れ」の理解で解けるようにできています
えーっと、「外に3時間ぐらいいれば近視は防ぐことができるけど、学校とかあって実際は難しい」。で、穴埋め部分(31)があって「光の種類を変える方が実際的(現実的)だ」って流れなんだから…
「instead(その代わりに)」がしっくりきますよね
ここからは、大問3「長文読解問題」編 です。 英検の長文読解問題では、解く際の 流れをシステム化する ことで、
が可能になります。
英検準1級の長文読解問題の解き方のコツなどは以下の記事でくわしく解説 していますのでまだ読んでいない方は先にご覧ください 。
>>>英検準1級「長文読解」の勉強法を徹底解説
やみくもに過去問に取り組む前に、まずは解き方のコツ を知ってください
上記の記事で学んだ解き方にそって 、過去問の答えと解説を行います。 思考の流れに沿ってくわしく解説していきますよ!
英検準1級過去問解説:大問3【長文読解問題】(32〜34)
3−1
(32)
STEP.1
タイトルを読む
「ナラタケ 」
※タイトルに知らない単語があっても気にする必要はありません。
本文を読めば問題は解けるようにできています ので、構わず読みすすめていきましょう。
STEP.2
1問目の「設問」を読む
設問:文章によると、合っているものはどれか/オレゴンにあるナラタケについて。
*オレゴンにあるナラタケについて何が書かれているんだろう、と意識しながら本文を読んでいきます。
STEP.3
問題の答えを探しながら第1パラグラフを読む
地球で最も大きな生物はクジラや他の大きな動物ではない。/それは生物のグループに属している/キノコやヒキガエルを含む。/それは真菌の一種である/一般にナラタケとして知られる、/そしてその根のような繊維状の細胞は地下に広がっている/広大な森林地域全体に/アメリカのオレゴン州の。 /DNA検査は確認した/その地域のすべてのナラタケは/同じ生物に由来する ということを、/そしてその年間成長率に基づき、/科学者たちは見積もった/それが8,000年以上前のものである可能性があると。/彼らはまた計算している/それは約35,000トンにもなるだろうと/すべてまとめると。
STEP.4
選択肢を読む
①それは異なったキノコの組み合わせである/時間をかけて一緒に成長し始めた
②それは初めはゆっくりと成長するが、/直近1,000年は急速に拡大している
③それは栄養を共有している/木や他の種類の植物が集めた/それが成長している
④それは一つの生物である/広い地域に広がっている/木で成長し栄養をとることによって
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:④ (根拠は赤字部分)
正解の選択肢は、本文の表現が「言い換え(パラフレーズ)」されている、という原則 をまず理解しましょう。
正解の選択肢④の「single organism(一つの生物)」は本文第1パラグラフ下から3行目の「the honey fungus in the area is from the same organism」を言い換えたものになっているんです
なるほど。本文の言葉を言い換えたものが正解の選択肢になる、ってことなんですね
ポイント
最重要事項 として、基本的に
1問目の答えは第1パラグラフにあります。
こういった
解き方のルールは以下の記事 でまとめていますので、その方法をマスターしてから過去問にすすむのが効果的です。
>>>英検準1級「長文読解」の勉強法を徹底解説
(33)
STEP.1
2問目の「設問」を読む
設問:ナラタケは見つけるのが難しい/なぜなら〜。
*ナラタケを見つけるのはなぜ難しいんだろう?という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第2パラグラフを読む
このナラタケは印象的だが、問題を引き起こす/森の多くの木々に。/ナラタケは木々に影響を与え、/栄養を吸収する/それらの根や幹から、/そしてしばしば結果的にそれらを枯らす。/残念なことに、影響を受けた木々は通常見つけることは難しい/ナラタケはそれらは樹皮の下に隠れており、/その繊維状の細胞はその樹皮が取り除かれたときにのみ見ることができるから。/晩秋、ナラタケの実った体は木々の外側に現れる/しかしそれは冬の前のたった数週間のみである。 /木々はナラタケに抵抗しようとするが、/それらは通常最終的にその戦いに負ける/なぜならナラタケはそれらの根にダメージを与えるから、/水や栄養がそれらの上部に届けられるのを妨げることで。
STEP.3
選択肢を読む
①それが生み出したキノコは色を変える/それが育つ木の種類によって
②それは一般に見ることができない/それが実った体を作ったとき以外/毎年短い間の
③それは地下で成長するだけでなく、/それはまた外見を持っている/木の根のそれのような
④それは生き延びることができる/特定の天候の地域でのみ/成長するのに必要な
STEP.4
当てはまる選択肢を選ぶ
正解:② (根拠は赤字部分)
正解の根拠部分は赤字で示していますが、その赤字部分を簡単に言い換えたのが②の選択肢ということです
そもそもタイトルにもなってる「honey fungus」が何かわからなくても、本文を読んでいくことで正解は選べるようになってる って知ってることが重要ですね
そうです。心を折らずに読み進めることで、わからない単語があっても「正解は選べる」 んですよ
(34)
STEP.1
3問目の「設問」を読む
設問:専門家の中には何を考えている人がいるか?
*何人かの専門家は何を考えているんだろう、という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第3パラグラフを読む
オレゴンのナラタケをすべて取り除くことが考えられている、/しかしそれはあまりに費用と時間がかかることがわかった。/現在研究されている別の解決法は/木を植えることである/ナラタケに耐えることができる種類の。/専門家の中には提案する者もいる/しかし/見方を変えることが必要かもしれないと。/ナラタケの影響を見るのではなく/ネガティブな面から/、人々はそれを考えるべきだと/自然な流れの一例だと。 /枯れた木は最終的には土壌にリサイクルされ、/その地域の生態系に利益をもたらすのだ。
STEP.3
選択肢を読む
①人々はナラタケの影響を/木に与える/見なすべきだ/自然で利益のある過程であると
②唯一の実際的な方法/ナラタケを扱う/は、もっと多くの時間やお金を投資することである/それを取り除くことに
③ナラタケによって感染させられた木々は使われる可能性がある/それがさらに広がるのを防ぐために
④ナラタケは収穫されうる/人々に素晴らしい栄養源を与えるために
STEP.4
当てはまる選択肢を選ぶ
正解:① (根拠は赤字部分)
「some experts」は何を考えているのか、というのが設問なわけですから、本文中の下から4行目で「Some experts have suggested〜」ときた時点で、「あ、ここら辺に答えが書かれているぞ」とピンとくることが大事です
実際、そのうしろに正解の選択肢の内容が書かれてましたねー
①まず設問を読んで→②その設問の答えを探しながら本文を読む、という流れがいかに効率的で間違いが少なくなるか、わかってもらえたと思います
英検準1級過去問解説:大問3【長文読解問題】(35〜37)
3−2
(35)
STEP.1
タイトルを読む
「
意図的なコミュニティ 」
※タイトルに知らない単語やわかりづらい表現があっても気にする必要はありません。
本文を読めば問題は解けるようにできています ので、構わず読みすすめていきましょう。
STEP.2
1問目の「設問」を読む
設問:失敗した意図的なコミュニティが直面する一般的な問題は〜だ
*失敗したintentional communitiesはどんな問題に直面しているんだろう、という視点で本文を読んでいきます 。
*intentional communitiesは直訳すれば「意図的な共同体」ですが、わかりづらければ「intentional communities」のまま読み進めてしまってもOKです。
STEP.3
問題の答えを探しながら第1パラグラフを読む
数百年の間、/人々は自立したコミュニティを形作ってきた、/それはしばしば意図的なコミュニティと呼ばれ、/それらは特徴づけられる/共有化された理想や集団所有権、および財産の共有使用によって。/最初に知られた意図的なコミュニティは紀元前6世紀に設立された/ギリシャの哲学者によって。/その後の数世紀にわたって、/そのようなたくさんのコミュニティは作られた/宗教団体によって/主流な社会の外で生きることを望んでいる。/これらのいくつか/キリスト教の修道院や集団農場/イスラエルでkibbutzimと呼ばれる/は世代を超えて成功して残っている/他はたった数年しか続かなかったのに対して。
STEP.4
選択肢を読む
①そのコミュニティの多くは誰かが参加することに賛成した/しかし、少数の個人はそれに反対した
②人々はそのコミュニティに参加した/本物の興味で、/しかしかれらは技術や知識が欠けていた/効果的に貢献する
③一生懸命働くメンバーもいた/そのコミュニティの理想についていくために、/一方もっと気軽に参加する者もいた共同生活に
④そのコミュニティは野心的なプロジェクトを完了するために着手した、/しかしそれは完成しなかった/なぜなら知識や財源が欠けていたため
本来、ここで選択肢の中から正解を選ぶのですが、第1パラグラフだけでは答えを選ぶ情報が出てきませんので、次の第2パラグラフまで読みすすめます。
【第2パラグラフ】
20世紀に、哲学的理想主義/1960年代や1970年代に見られたような/がまた人々を意図的なコミュニティをつくる動機を与えた。/1970年代までに、/それは見積もられている/数千のそのようなコミュニティがあったと/アメリカだけで、/しかしこれらの多くはその後解散した。/Foundation for interntional Communitiesは現在、800未満のコミュニティが掲載されている/アメリカで/そしてその他の国ではたった250以下の。/失敗した意図的なコミュニティは一般的に同様の難題に直面した。/滞在するようになった人々の中には/仕事を分担し、/彼ら自信の食べ物を育て、一緒に住むという理想に取り組む人もいた、/しかしその他の人はそこまで真剣ではなかった。 /あるコミュニティの共同創設者は回想した/私たちは非現実的ながらも高貴なビジョンをもっていた/それは楽しみに来た人によって絶えず損なわれていた。
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
結局、第2パラグラフの最後の方に答えの根拠となる記述がありました
珍しいパターンですが、そのパラグラフを読んでも答えが出ない場合は、今回のように読みすすめることで必ず答えにたどり着くことができます
(36)
STEP.1
2問目の設問を読む
設問:Damanhurの社会構造の事実は何か
*Damanhurの社会構造の事実は何だろう、 という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第3パラフラフを読んでいく
すべての意図的なコミュニティが崩壊する運命にあるわけではない、しかし。/Damanhurの継続的な成功、/イタリアのトリノ近郊の精神的で芸術的な集団/は、起因する/開かれたコミュニケーションと実践的なアプローチに。/Dmanhurはそのメンバーを組織する/15人から20人の家族のようなグループに。/そのコミュニティは知った/親密さを作り出すのは難しくなると/もし”家族”が25人以上になると。/対照的に、/”家族”があまりに少ないと十分な集合的な知がなくなる/効率的な意思決定を可能にする。 /Damanhurの理想/それは憲法の中にまとめられているが/は、リーダーは選挙によって選ばれ、/コミュニティの緊張は扱われる/遊び心のある模擬戦闘によって/人々がペイントされたおもちゃの銃で戦う。
STEP.3
選択肢を読む
①”家族”は彼ら自信のルールを自由につくり、/必ずしもルールに従う必要はない/そのコミュニティの憲法にある
②”家族”の人数は一番良い状態を作るようにコントロールされている/グループの問題を解決するのに/また良い関係を維持するのに
③模擬戦闘/意見の不一致を解決することを意図した/は、ときどき重大になり、/何人かのメンバーが”家族”を離れる結果になる
④そのコミュニティは様々なサイズの”家族”が含まれている/メンバーが選べるために/大きいグループか小さいグループのどちらに住むかを
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:② (根拠は赤字部分)
要するに、コミュニティがうまくいくために、メンバーの数を多すぎもせず少なすぎもせず、という状態にしてるってことですよね
(37)
STEP.1
3問目の設問を読む
設問: 文章によると、/Damanhurはどのように似ているか/他の成功した意図的なコミュニティと?
*Damanhurは、他の成功したコミュニティとどんなところが似ているんだろう?という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第4パラフラフを読んでいく
全ての成功した意図的なコミュニティは共通した特徴をもっているように思われる:/それは、常に先を考える能力だ。/あるDamanhurのメンバーが入ったように/「上手くいっているときに変化させるべきだ/それらが上手くいかなくなった時ではなく」。/この戦略/問題が起こる前に変化を起こすという/は、上手く機能してきた /Damanhurや他の成功しているコミュニティで、/それは示唆している/それは意図的なコミュニティにとって効果的であると/それらのメンバーのニーズを満たすために/長期的に。
STEP.3
選択肢を読む
①そのコミュニティのメンバーは許可されている/彼らの職務を交換することを/ときどき/彼らが疲れ切ってしまわないように
②仕事の種類/そのコミュニティが収入を得るために行う/は、定期的に変わる/メンバーが新しいスキルを学ぶことができるように
③そのコミュニティのメンバーは交代で行っている/建物や設備のメンテナンスを/共同で所有している
④そのコミュニティは継続的に方法を探している/メンバーのニーズを満足させる/ただ問題に対応するというよりも/それらが起きた時に
やはり根拠は赤字部分に書かれています。「You should change things when they workー not when they don’t work.」がキモです
上手く機能しているときにこそ、先手を打って物事を変化させていかなきゃいけないってことですね。深いコトバですね…
英検準1級過去問解説:大問3【長文読解問題】(38〜41)
3−3
(38)
STEP.1
タイトルを読む
「インドのイギリス人 」
*タイトルだけでは本文がイメージしにくい場合も、慌てず、適当に読み飛ばして本文へすすみましょう
STEP.2
1問目の「設問」を読む
設問:一つの結果は何か/インドが東インド会社と取引をした
*インドが東インド会社と取引をした結果はどうだったんだろう、という視点で本文を読んでいきます 。
STEP.3
問題の答えを探しながら第1パラグラフを読む
1600年に設立された、/イギリスが所有する東インド会社は/世界で最も大きな会社のひとつだった/2世紀以上の間。/さまざまな国と貿易をすることによって/インドや中国など、/贅沢な商品を輸入することが可能になった/これらの国からイギリスに。/イギリス政府は一部を受け取った/その会社の巨大な利益の、/だから政治的なサポートをすることもいとわなかった。/その規模や権力、資源/それは数十万人のインド兵の私兵を含んでいた/のせいで、/その会社はインドに圧力をかけた/契約を受け入れるよう/一般的に見て、その会社だけに利益のある。 /戦いに勝利した後/地元の支配者との/1750年代に、/その会社はインドで最も裕福な州の一つを支配した。/その結果、/東インド会社はもはや企業としての活動だけでなく/政治的組織でもあった、/そしてそれによりインドの市民は税金の支払いをさせられるようになった。
STEP.4
選択肢を読む
①インドは軍の規模を増大させることができた/なぜなら他の国々と取引をすることができたから
②インドはほとんど選択肢がなかった/ビジネスの協定に同意する以外/インドに不利な
③インド政府は税金を上げる必要があった/失敗した貿易契約の損失を支払うために
④インド政府の中国との関係はより悪くなった、/それはほとんど契約の破棄という結果になった/2国間の
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:② (根拠は赤字部分)
本文中で「in general, were only of benefit to the company(一般的に見てその会社のみに利益のあった)」契約もインドは受け入れざるを得なかったといっていますが、ここが正解の選択肢ではパラフレーズ されて書かれています
えーっと、つまり「その会社だけに利益のある契約 」=選択肢②「business agreements that were unfavorable to it.(インドにとって不利な契約 )」ってことですね
そのとおり。本文中の内容をパラフレーズ(言い換え)している選択肢が正解になります ので、この視点で解くことがコツになります
(39)
STEP.1
2問目の設問を読む
設問:何がイギリス政府がインドをコントロールすることにつながったか
*何がイギリス政府がインドをコントロールすることにつながったんだろう、という視点で本文を読んでいく
STEP.2
問題の答えを探しながら第2パラフラフを読んでいく
東インド会社は評判を得た/取引をした国々の間で/信頼できないということで。/また人気も失い始めた/イギリス議会の間の/なぜならその会社の不誠実な取引習慣がダメージを与えたから/中国との外交に。/そして1850年代、/扱われ方に怒って、/兵士の一団が/東インド会社の/反乱を起こした。/彼らはデリーに行進した/インドの皇帝に権力を戻すため、/そして彼らの行動がイギリスに対する反抗を広めることにつながった/インドの他の地域まで。/その反乱は最終的に鎮圧された/約2年後に、/しかしそれが東インド会社の終焉の引き金を引いた。/イギリス政府、/東インド会社が反乱を発生させたとして非難した/は、インドを支配し/そして直接のイギリス支配の時代が始まった。 /イギリスは東インド会社を閉鎖し、/インドの皇帝を権力の座から下ろした、/そしてインドを支配しつづけた/ほぼ1世紀に渡って。
STEP.3
選択肢を読む
①イギリス政府は東インド会社に責任を負わせた/起きた暴動に対しての
②インドの人々はイギリス支配に投票した/自信を失ったあと/インドの皇帝の能力に/この国を効率的に支配する
③インドの人々はイギリスの援助を求めた/インドと中国の戦争を防ぐために
④インドの皇帝はイギリスと力を合わせることを決めた/政治的戦略として/インドの支配を維持するための
STEP.5
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:① (根拠は赤字部分)
赤字部分が正解の根拠となります。本文第2パラグラフ下から4行目の「blamed the East India Company for allowing the rebellion to happen(東インド会社に反乱を発生させた責任を負わせた)」にたいして、正解の選択肢①「hold the East India Company responsible for an uprising」はまったく同じことを言っています。これぞパラフレーズ、といった具合です
熟語的には「blame A for B(AにBの責任を負わせる) 」と「hold A responsible for B(AにBの責任を負わせる) 」の2つが使われていますね
(40)
STEP.1
3問目の設問を読む
設問:イギリスがインドに課した支配のひとつの効果は〜だ
*イギリスがインドに課した支配の効果は何だろう、という視点で本文を読んでいきます
STEP.2
問題の答えを探しながら第3パラグラフを読んでいく
インドがイギリスの支配から利益を得ていたという主張する人がいる一方/典型的には一例として鉄道の建設物の使用、/多くの歴史家は主張している/その国はネガティブな影響を受けたと。/考え方を強化するために/イギリスの文化は優れているという、/インド人は同様の意見や道徳、社会的選好を持つように教育された/イギリスのような。/イギリスはまた政策を実施した/「分割統治」として知られる、/それはインド人を異なる宗教的背景という点から対立させた/お互いに。 /イギリス政府はこの戦略を用いた/インドに対する支配を維持するために/これらの宗教のメンバーが力を合わせていたので/以前の反乱のときに。/しかし、ナショナリスト(独立主義者)としての感情がインド人の間に増大し/1900年台初頭から、/そしてインドはついに独立を勝ち取った/1940年第後半に。
STEP.3
選択肢を読む
①インド人は過程に参加することができた/政府を構築する/彼らの計座的・社会的ニーズを反映した
②学校は教育するよう努力した/生徒たちがインドとイギリスの文化の両方に意識をもつように
③対立がつくられた/インド人の異なるグループの間で/彼らがイギリスの支配に異議を唱えるのを防ぐために
④たくさんの鉄道やその他の交通システム/インド政府によってつくられた/は、破壊された
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
ようするに、イギリスは再びインドが団結してイギリスに立ち向かってこないように、仲間内で宗教的に対立させた、ということですね
社会でやった「分割統治」って、そういうことだったんですね。自分に歯向かってこないように仲間割れさせようとするって、人間って今も昔も変わらないんだな…ってちょっと思っちゃいます。。
(41)
STEP.1
4問目の設問を読む
設問:この文章の著者は何と言っているか/東インド会社について?
*著者は東インド会社について何と言っているんだろう、と意識しながら本文を読んでいきます
STEP.2
問題の答えを探しながら第4パラフラフを読んでいく
東インド会社は営業を停止したが/1世紀以上前に、/その影響は今も続いている。 /専門家の中には/それが多国籍企業の概念を開拓し、/最終的に今日普及している資本主義の経済システムにつながった/という人もいる。/さらに、イギリス政府と東インド会社の関係は先例を作った/政治力を使う/仕事の目標を達成するために。
STEP.3
選択肢を読む
①その会社はイギリス政府が目的を達成するのを妨げた/彼らの支配を広げようとする/アジアの他の国々に
②その会社は成功した一方/その時代に、/そのビジネスモデルは効果的ではない/今日の経済においては
③その会社はもはや存在しないが、/それは大きなインパクトをもっている/今日のグローバル経済情勢に
④もしその会社が設立されなければ、/別のものが最終的にもっていただろう/同様の政治的、経済的影響力を
STEP.4
設問の答えになる選択肢を選ぶ
正解:③ (根拠は赤字部分)
今回の第4パラグラフは文字数も少なく、内容的にも難しくなかったので必ず正解したい問題でした
正解の根拠となる英文(赤字部分)もパラグラフの最初に出てきたし、なんとなく「東インド会社をプラスに評価している」っていう意見の方向性を理解するだけでも正解は選べる 感じでしたもんね
過去問演習を通じて、長文読解問題を「短文問題化して解く」 方法をマスターできたでしょうか。
とても有効な方法ですので、ぜひこのパターンを身に付けて準1級に合格してください!