こんにちは。トモです。
この記事は、英検2級の全体像→各技能の攻略→学習計画→時間配分までを一気に把握できる本人向けの総合ガイドです。詳しい解説や例題は、それぞれの「詳細記事」へリンクしています。
今日の講義の流れ
1. 試験の全体像(形式・配点の考え方)
英検2級は高校卒業程度の英語力が目安。4技能(R/L/W/S)で総合判定です。どこか一つが苦手でも、他の技能でカバー可能。だからこそ得点ゾーンから固める戦略が有効です。
攻略の順番は:リーディング(語彙→長文)で確実に積み上げ → リスニングは「先読み+冒頭集中」 → ライティングは「要約・英作文の型」 → スピーキングは「Yes/No+理由×2」を習慣化。
2. リーディング攻略(要点と詳細記事)
出題は語彙・語法(空所補充)/長文の語句空所補充/長文の内容一致。まずは語彙で手堅く得点、その後パターン化できる設問(空所補充)、最後に内容一致で積み上げるのが王道です。
- 語彙・語法:1問1分で「意味+品詞」で瞬時に当てる。
- 語句空所補充:前後の言い換え・接続詞・代名詞の指示語に線→根拠拾い。
- 内容一致:設問キーワードを本文に「探しに行く」読み方に切り替える。
詳細へ:
・英検2級リーディングまとめ(時間配分と全体戦略)
・語彙問題の解き方:選択肢→本文の順で読むコツ
・長文の穴埋め問題:根拠の拾い方と頻出パターン
・長文読解問題:設問キーワード→本文照合の手順
3. リスニング攻略(要点と詳細記事)
第1部は男女の会話、第2部は50〜70語の説明文。共通の鍵は先読みの「機械的マーキング」+冒頭集中です。全選択肢を熟読せず、違いが出る語(動詞・名詞)だけに印をつけます。
- 先読み:共通部分(It is / He / them等)は無視→差分に下線。
- 冒頭集中:「どこで・誰が・何について」を冒頭で把握。
- 聞き逃し:引きずらず、とりあえずマーク→次へ。
詳細へ:
・リスニング第1部:会話問題の先読みと感情把握
・リスニング第2部:説明文の「大筋把握」テク
4. ライティング攻略(要約/英作文)
2級は要約(45〜55語)+英作文(80〜100語・理由2つ)。どちらも「型」に沿えば安定して点が取れます。
- 要約:①第1段落=トピック、②第2=賛成/利点、③第3=反対/欠点を1〜3文で圧縮。
- 英作文:「序論(立場明示)→理由1→理由2→結論(言い換え)」の定型でOK。
詳細へ:
・要約の書き方:段落対応テンプレ&例文
・英作文の書き方:型・使える表現・時短のコツ
5. スピーキング攻略(面接対策)
面接は音読→内容質問→イラスト・受け答え→意見の流れ。普段から「Yes/No+理由×2」を口に出す習慣を作ると本番がラクになります。音読は区切り・抑揚・意味のかたまりを意識。
詳細へ:
・英検2級スピーキング:当日の流れと鉄板テンプレ
6. 学習計画:3ヶ月モデル&1週間ルーティン
3ヶ月モデル(目安):
- 1ヶ月目:語彙の底上げ(毎日30〜50語)+長文の型トレ(設問→本文)
- 2ヶ月目:過去問通し(週2回)+リスニング先読み訓練(毎日10分)
- 3ヶ月目:要約・英作文を隔日で1題ずつ→添削 or 自己チェック→書き直し
1週間ルーティン(例):
- 月:語彙カード10分+長文1題(設問キーワード線引き→根拠マーキング)
- 火:リスニング(第1部)先読み→聞く→自己採点
- 水:要約1題(45〜55語)
- 木:語彙復習+長文1題(内容一致)
- 金:リスニング(第2部)+ディクテーション1段落
- 土:英作文1題(80〜100語)
- 日:過去問通し(筆記)→弱点メモ→翌週の計画に反映
7. 筆記の時間配分(目安表)
筆記(リーディング+ライティング)は85分。下の配分で「リスニングの先読み時間」を確保しやすくなります。リスニングは放送に従うため、ここでは筆記のみ掲載します。
区分 | 設問タイプ | 問題数 | 1問あたり時間目安 | 時間配分 |
---|---|---|---|---|
リーディング | 語彙・語法(空所補充) | 17問 | 1分 | 17分 |
長文の語句空所補充 | 6問 | 2分 | 12分 | |
長文の内容一致選択 | 8問 | 2分 | 16分 | |
リーディング合計 | 31問 | — | 45分 | |
ライティング | 英文要約(45〜55語) | 1題 | — | 15分 |
意見英作文(80〜100語) | 1題 | — | 25分 | |
ライティング合計 | 2題 | — | 40分 | |
筆記合計 | 33問 | — | 85分 |
※ リスニングは放送に従います。筆記を早めに切り上げ、リスニング問題の「先読み」時間を確保できると有利です。
8. よくある質問(FAQ)
Q1. 過去問は何年分やればいい?
A. まずは2〜3年分を通し、弱点タイプを特定→その型トレ(例:設問→本文の照合)を回すのが効率的。
Q2. 単語が覚えられません…
A. 1周で覚える前提を捨てる。毎日30〜50語×5周で「見たことある」状態を作るのが先。発音しながらカードをめくるのがコツ。
Q3. 面接が不安です
A. Yes/No+理由×2のテンプレを口に出す練習を。音読は意味のかたまりで区切るだけでも印象が激変します。
9. さらに詳しく学ぶ(記事リンク一括)
各技能は以下のまとめ/個別記事で詳しく解説しています(ブクマ推奨)。
- リーディング:まとめ(時間配分と全体戦略)/ 語彙/ 長文穴埋め空所補充/ 長文・内容一致
- リスニング:第1部(会話)/ 第2部(説明文)
- ライティング:要約(45〜55語)/ 英作文(80〜100語)
- スピーキング:面接攻略の流れとテンプレ